院長のつぶやき

●日本透析医学会 我が国の慢性透析療法の現状より(2017年12月31日現在)

当方が透析医療に従事していたのは1990年台です。あれから随分と時間がたちました。さて、毎年末に日本透析医学会から現状報告が送付されてきます。2017年末の時点で、慢性透析療法(血液透析・血液濾過・腹膜透析など)を継続されている患者さんは334,505人です。まだまだ増加傾向にあります(前年比4,896人)。2011年、慢性糸球体腎炎にかわり糖尿病性腎症が透析療法を継続する原疾患の第1位となりました。近年はほぼ横ばいで推移しています(糖尿病性腎症:39% 慢性糸球体腎炎:27.8% 腎硬化症:10.3%)。 新規透析療法導入患者さんは40,959人と増加傾向が持続しています。 1998年に透析導入の原因となる疾患が慢性糸球体腎炎から糖尿病性腎症に交代しました。以降も、糖尿病性腎症の透析導入患者さんは横ばいです(新規透析導入患者さんの42.5%を占めます)。それに対して慢性糸球体腎炎の患者さんの比率は確実に低下し、16.3%と1983年の統計開始以来ほぼ最低値となりました。昭和に終わり頃は、55~60%であった事を思いますと夢の様な状況です。これは慢性糸球体腎炎治療の進歩によるものです。 これに対して糖尿病性腎症治療の進歩が21世紀に入ってもなかなか進んでゆかない為でもあります。

(2019年2月2日)

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