皆様、お変わり無くお過ごしでしょうか。本日は2025年
6月2日(月曜日)です。 先週の残務整理のため朝から
クリニックにいます。5月29日よりお休みを頂き、日本糖尿病
学会総会に職員3名と参加してきました。岡山市での開催は
2010年以来となり、JR岡山駅とその周辺施設は全く新しい
町並みになっていました。時の経つのは本当に早いですね。
今回の大会長は川崎医科大学 金藤秀明先生・メイン
テーマは「糖尿病臨床と研究の架け橋」です。糖尿病合併症
の予防と進展阻止のみならす、長く糖尿病と付き合うと出現
する悪性腫瘍や糖尿病認知症、サルコペニア・フレイルへの
配慮も重要な視点となりました。
今回は特に国産の糖尿病治療薬(薬品名:イメグリミン
商品名:ツイミーグ)の演題が多数報告されました。
発売されて4年、特に新しい効果について発表があり大変
勉強になりました。
第11回肝臓病と糖尿病・代謝研究会も併催され、奈良
県立医科大学消化器代謝内科教授 ??治仁志先生より
日本肝臓病学会「奈良宣言:ALT30以下」のご講演は
近年の、脂肪肝(呼び方が代謝関連脂肪性肝臓病へ)と
脂肪性肝炎(呼び方が代謝関連脂肪性肝炎へ)の
増加と、肝硬変・肝臓がんへ進展する発症リスクが高い事の
重要性が大変勉強になりました。 まずは食事運動療法で
体重の5%減量をめざしましょう。
以前当院の患者さんを紹介した、山口県下関市あやめ
内科 院長 綾目先生(糖尿病専門医)と偶然お話しする
機会がありました。下関市の糖尿病医療は困難な状態が
持続しており、糖尿病専門クリニックの新規開院はしばら
くないとの事。同世代の先生ですが随分と頑張っておられる
ご様子でした。 私も元気を頂いた様です。
新型コロナ感染症まだまだ持続しています。
皆様、どうぞ御安全に。 住友