院長のつぶやき

日本の糖尿病事情について・・その①

前々回は、世界糖尿病の日(World Diabetes Day)について説明しました。

今回は、日本の糖尿病事情について書いてゆきます。糖尿病患者さんが日本においても激増していることは皆さんご存知のとおりです。血糖のコントロールが良くない状態が持続することで、いろいろな糖尿病合併症が出現します。一般的には、足の痺れや感覚低下を主症状とする糖尿病末梢神経障害は、発症5年以降に出現します(足が腐る糖尿病足壊疽に至る方は再重症です。
足の感覚が殆ど障害されています)。視力障害を主症状とする糖尿病網膜症は、発症7年以降に出現します(ただし、最初は全く自覚症状がありませんので最低年2回の定期的眼科受診と眼底検査が必須です)。倦怠感と浮腫(足のむくみ)と尿毒症を主症状とする糖尿病腎症は、発症10年以降に出現します(ただし、これも最初は全く自覚症状がありません)。

なにやら怖くて難しい事を書きましたが、Unite for Diabetes の国連決議の文章にもあるように、糖尿病は Silent Killer なのです。

次回も、糖尿病の合併症について書いてゆきます。

(2016年12月1日)

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