前回まで、家族性高コレステロール血症について沢山書いてきました。今回は、2017年11月24日より兵庫県神戸市(神戸国際展示場)にて開催された日本内分泌学会主催 第27回臨床内分泌代謝Updateに参加しましたので概要を書いてゆきます。日本内分泌学会は1927年に創設され、今回90周年記念式典が開催されました。京都大学名誉教授 井村裕夫先生の記念講演「内分泌学における温故知新」を拝聴しました。19世紀より20世紀初頭の先輩方の尽力が、現在の診断・治療に結びついています。内分泌学の核心であるホルモンの概念の発展には眼をみはるものがあります。その後、伊藤裕先生(日本内分泌学会代表理事・慶応大学教授)の座長のもと、「内分泌学の過去・現在・未来」について5名の先生方講演されました。今後は、再生医療の進歩や分子創薬の発展と共に内分泌疾患の治療も進化してゆく期待をもちました。当方が医学生であった「昭和」は確実に遠くなったと感じ入りました。
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