当方、昭和37年生まれ。昭和62年に兵庫医科大学を卒業、医師として31年目となりました。当初は地域医療を担う小児科医になる熱い？希望を抱いて立川市にやってきた訳ですが、人生色々とある物です。現在は立川市で開業医になりました。さて、3～4年前になるでしょうか。立川相互病院での内分泌代謝科・病棟回診のおり、平成生まれの先生方に当方が研修医であった昭和最後あたりの糖尿病診療について話をしたところ、「生まれていないのでよく分かりません」との返事。頭の中では分かっていたつもりでも、ぐっときました。自分もそうでしたが病院医療の最前線は若い世代が担うものです。そんな折、40才頃でしょうか、故近藤甲斐男先生(小平市 近藤医院院長・多摩地区糖尿病診療のパイオニアのお一人、今もずっと当方の多摩の親父さん)から、「先生、そろそろ開業するか？まだしないのか？始めるなら早いほうがいいよ」と、お言葉を掛けて頂いた事を思い出しました。近藤先生のご開業は40才台後半。　「おまえは年をとったら病院には向かないから、気力・体力があるうちに早く始めろ」と解釈をしていましたが、お言葉に導かれるように53才で開業、先生の後を追いかけています。　平成も終わりとなるようです。昭和は本当に遠くなりました。