なんとも堅苦しい糖尿病医療連携について書いてきました。当方が立川にやってきた昭和62年（1987年）当時を思えば格段の改善（進歩）ともいえます。しかし糖尿病患者さん1000万人時代となり、高齢化社会を背景に65才以上の糖尿病患者さんが増加している事は理解可能ですが、20才台～50才台の患者さんが減少している訳わけでは有りません。むしろ昭和の時代と対比すると激増しているのが実情です。多忙な世代ですので受診も有給休暇をとり平日受診するか、土曜日受診する事となります。しかし、公的病院を含む各病院の糖尿病外来は土曜日診療をやっていない事が実情です。糖尿病専門医も人間ですので無理はききません（実際は、当直を含む通常勤務で疲労困憊状態）。本年4月の診療報酬改定の目玉となった遠隔診療も、血糖・HbA1c・脂質・検尿などの採血採尿検査が必要な糖尿病患者さんには適しません。忙しくても受診して頂くしかないのです。当方が病院に勤務していた時代に、日曜日に外来をやればよいのではと考えた事が有りますが、事務職員・検査科技師・管理栄養士・看護師も病院を出れば多くが家庭人です。無理はききません。当院開院後2年が近づいてきました。夜間外来・土曜日外来、共に沢山の患者さんが来院されます。　色々と考える事が増えている今日この頃です。

次回より当方の遊びの話を書きます。