仕事のお話です。本年、立川慢性腎臓病ネットワーク(仮称)が立ち上がります。立川市(行政)の肝いりも有り。災害医療センター・立川病院・立川相互病院の腎臓・透析医療をになう先生方と、立川医師会の先生方とのネットワーク(医療連携)が開始されます。
透析医療が必要となる患者さんのうち、半分は糖尿病腎臓病(DKD)が原因疾患です。しかし残りのほぼ半分は、慢性糸球体腎炎と動脈硬化が原因となる腎硬化症です。超高齢化社会となり腎硬化症の患者さんが増加しています。お一人でも透析医療が必要となる患者さんを減らしてゆくために、血尿・蛋白尿のある患者さんは勿論の事、血尿・蛋白尿の所見が乏しいにも関わらず腎機能が低下している患者さんも躊躇せず早期に腎臓・透析専門医に紹介し、その後の腎機能低下を抑制してゆく試みです。
当方が慢性腎不全・透析医療に関わっていた1990年台と比べ、治療は随分と進化しています。当方、立川医師会からのクリニック側世話人となります。患者さんのお役に立てる仕事を頑張ります。