皆様、お変わり無くお過ごしでしょうか。本日は
2025年7月6日(日曜日)です。先週の残務整理のため
朝からクリニックにいます。
7月5日(土曜日)第13回西東京臨床甲状腺研究会が
開催され前半の部(症例報告)の座長を務めました。
第1演題は杏林大学呼吸器・甲状腺外科 新井先生
より、免疫チェックポイント阻害薬投与後に発症
した破壊性甲状腺炎についてご発表頂きました。
特に甲状腺超音波画像の推移が大変興味深い内容
でした。
第2演題は立川相互病院糖尿病代謝内科 西川先生
より、重症心不全にて診断されたバセドウ病クリーゼ
の救命例についてご発表頂きました。血漿交換を
含む丁寧な治療が奏効し、循環器内科・腎臓内科
との迅速な院内連携の重要性が示唆されました。
特別講演には伊藤病院内科医長 吉原愛先生に
「内分泌内科の日常診療で遭遇する甲状腺疾患治療
のヒント」についてご講演頂きました。先日ブラジル
で開催された国際甲状腺学会に参加された最新情報
を元に、妊娠と甲状腺疾患の関連・バセドウ病治療
の最前線は大変勉強になりました。吉原先生の
甲状腺疾患治療への深い洞察に感銘を受けました。
新型コロナ感染症まだまだ持続しています。
皆様、どうぞ御安全に。 住友