皆様、如何お過ごしでしょうか。本日は2021年12月12日
(日曜日)です。先週の残務整理にて朝からクリニックに
います。 昼過ぎに地震がありびっくりしました。
さて、12月1日(水曜日)、立川腎臓WEBセミナーが開催
され司会を務めました。サブタイトルは、「知っている
ようで知らない腎臓・CKDと正しく知ろう!」です。およそ
50名の市民の方に聴講して頂きました。
第1部は、河崎智樹先生(災害医療センター腎臓内科
医長・立川CKDネットワーク協同代表世話人)に、「腎臓に
ついて知ろう~CKDとは?~」を御講演頂きました。
腎臓の仕事(尿はどの様にして作られるのか?)から
始まり、ビタミンDの合成や造血ホルモンの分泌、
血圧を維持する物質(レニン)を分泌するなど多彩な
仕事が有ること。慢性腎臓病(CKD)の定義と、その原因と
なる病気には糖尿病や高血圧症を含む生活習慣病が
ある事。早期の治療開始をする事で、CKDの悪化と腎代替
療法(血液透析・腹膜透析)の開始を遅らせる事が可能。
最新の治療薬の紹介がありました。大切な事は、CKDが
悪化する前に一回は腎臓内科専門医に紹介し精密検査を
受けて頂く事です。
第2部は、石原一生先生(ときわ薬局/立川市薬剤師会
副会長/立川CKDネットワーク世話人)に、「立川CKDネット
ワークの取り組み」を御講演頂きました。会設立の経緯
から始まり、複数回の勉強会を継続している事。立川市と
協力し、患者さんの腎機能を示すくるりんマーク入りの
「CKDシール」をお薬手帳に貼ってゆく事業を解説されま
した。
最後に、森田雅代氏(立川市健康保健部保険年金課長/
立川CKDネットワーク世話人)より閉会の挨拶を頂戴しま
した。行政も全面的に支援してゆくとの事です。
追記:立川CKDネットワークは、災害医療センター・
立川相互病院・立川病院・立川市医師会・立川市
薬剤師会・立川市歯科医師会・立川市健康保健部
保険年金課が運営しています。
今回は、日本ベーリンガーインゲルハイム社
との共催です。担当の印南様、お疲れさま
でした。
新型コロナ感染症は急激にPCR陽性の方が減少・
持続しています。その理由がいまだ判然として
おらず、1月には第6波の可能性も十分にあると
予想されています。新しいオミクロン株の拡散も
気になる状況です。コロナワクチン3回目も
控えています。皆様どうぞ御安全に。 住友