前回は、世界糖尿病の日(World Diabetes Day)について説明しました。
今回は、世界の糖尿病事情について書いてゆきます。世界で最も糖尿病の有病率が高い国は中東のある国です。なんと20%以上の有病率です。
しかし産油国ですので医療事情はよいのかもしれません。
人工急増国である発展途上国や、食事内容を含む生活習慣の欧米化により中国とインドの糖尿病人口の急増が危惧されます。このため、日本の糖尿病有病率増加をはるかに超えるスピードで世界の糖尿病人口は増加してゆくと思われます。しかし、糖尿病についての知識や、標準的な糖尿病治療をうけることのできる医療施設増加はおいついていません
(日本でも同様の傾向が改善されていないように・・・)。
10秒に1人の患者さんが、糖尿病が原因で死亡している状況を打ち破るには、まだまだ時間がかかりそうです。