橋本病の体質を持っている方が分娩された後に、一時的に甲状腺の機能が変動し、
甲状腺ホルモンの値が上下することがあります。
昔、分娩後に、動悸・いらいら
・全身倦怠感・食欲不振・体重減少などの「産後のひだちが悪い」といわれた方に、このような甲状腺ホルモンの変動を起こした方が混じっていたようです。
この甲状腺ホルモンの異常は、おおよそ分娩後3月目位の時期に起こってきます。
軽い方は自然と改善し、正常な甲状腺ホルモンの状態にに回復しますが、症状の
重い方は永続的な甲状腺機能症になり、甲状腺ホルモン内服治療などの必要が
でてきます。
分娩後に体調不良のある方、前頸部(のどぼとけの下)が腫れてきた方は
御相談下さい。