前回内容の継続です。
(4)下垂体性副腎不全のため、副腎皮質ステロイドホルモン
(コートリル錠・プレドニゾロン錠)を内服中の方は減量
しないで内服を継続して下さい。発熱・下痢嘔吐時は
2~3倍量を内服し病状が改善するまで継続して下さい。
当院では、常時4週間分の予備をお渡ししています。
外来受診時に使用した予備分をお話下さい。
原発性副腎不全(アジゾン病)にてコートリル錠と
フロリネフ錠を内服中の患者さんも同様です。
特にコートリル錠は、一般には流通していない副腎皮質
ステロイドホルモンです。入手困難な際にはプレドニゾ
ロン錠に変更して内服する事も可能です。コートリル10mg錠
1錠が、ほぼプレドニゾロン5mg錠1錠に対応しますが
個人差があります。必ず相談した後に内服して下さい。
(5)下垂体性甲状腺機能低下症にて甲状腺ホルモン錠
(チラージンS)を内服中の患者さんは減量しないで内服を
継続して下さい。コートリル錠内服との兼ね合いもあり
残日数は同じになるようにして下さい。
次回もこの内容を継続します。