皆様、お変わり無くお過ごしでしょうか。本日は2025年
4月6日(日曜日)です。先週の残務整理のため朝から
クリニックにいます。 公園のしだれ桜も満開になりました。
さて。3月17日(月曜日)、私が理事を務めます一般
社団法人臨床糖尿病支援ネットワーク(CADNET)
第78回例会がWEBにて開催され、総合司会と前半の
座長を務めました。 今回のメインテーマは「糖尿病と
心疾患 ~ 心不全パンデミックに備えよう! ~」です。
前半のミニレクチャーは、武蔵野赤十字病院栄養課
村田智佳先生より、「患者さんの言葉から読み解く!
管理栄養士の実践的アプローチ」を、海老名総合病院
理学療法士 藁谷里砂先生より、「糖尿病と心疾患
~運動療法のポイント」についてご講演頂きました。
後半は、日本医科大学多摩永山病院循環器内科
教授 小谷英太郎先生より、「心血管アウトカムから見た
糖尿病治療薬の位置付け」をご講演頂きました。
糖尿病患者さんの心不全発症リスクは、糖尿病が
ない方の2倍以上になります。患者さんの高齢化・
糖尿病罹病期間の長期化・不十分な血糖コント
ロールが心不全発症リスクを高めます。この10年間で、
各種経口糖尿病治療薬の心不全発症予防・
心不全治療効果が随分と沢山報告され、日常の
診療に入ってきました。糖尿病神経傷害・網膜症・
腎症・脳梗塞・心筋梗塞を発症しないだけではなく、
心不全発症予防も重要な視点となりました。それに
しても随分と治療効果が認められる薬が増えました。
私が研修医であった昭和時代とは隔世の感があります。
新型コロナ感染症とインフルエンザ感染症はまだまだ
持続しています。 皆様、どうぞ御安全に。住友