皆様、お変わり無くお過ごしでしょうか。本日は2025年
10月9日(木曜日)です。外来後のすきま時間に書いています。
9月は多数の患者さんにご来院頂き原稿の更新ができません
でした。
3週連続で亜急性甲状腺炎の患者さんが初診されています。
新型コロナ感染症後に発症するパターンとは異なる様相です。
一般的には先行ウイルス感染(感冒)のあとに発症しますが
今回の3名の患者さんは先行感染が明確ではありません。
発熱の程度・甲状腺の自発痛・圧痛は中等度以上でした。
お一人は消炎鎮痛剤(ロキソプロフェン)で治療開始。
お二人は副腎皮質ステロイドホルモン(プレドニゾロン)で
治療開始しました。
内分泌内科医になり800名以上の亜急性甲状腺炎の患者
さんを診察しました。重症度に大きな幅がある疾患です。
アセトアミノフェンの痛み時のみ内服で治療可能な方から、
飲水・食事もできず強い脱水と倦怠感のため入院治療が
必要な方も少数おられました。
大変つらい病状ですので予約日まで待てない場合も
あります。その際に電話連絡して頂ければ拝見します。
やっと猛暑が終わりました。新型コロナ感染症は
まだ持続しています。皆様どうぞ御安全に。住友