院長のつぶやき

●橋本病と妊娠について・・続き

初夏がやって来ました。皆様如何お過ごしでしょうか。今回は妊娠中の甲状腺ホルモンの動きについて説明します。妊娠されますと胎盤よりhGC(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌されます。これは検尿で妊娠反応に使われるホルモンです。このhCGは下垂体より分泌され甲状腺に作用し甲状腺ホルモンを分泌させる”TSH”(甲状腺刺激ホルモン)と相同性(化学構造が似ている事)があります。このため、妊娠早期より20週目までこのhCGが甲状腺に作用するため甲状腺ホルモンを多めに分泌させてします事があります。これを妊娠誘発性甲状腺機能亢進症と呼びます。妊娠悪阻(妊娠悪阻・・つわり)がつらい妊婦さんの甲状腺ホルモン値を測定するとやや甲状腺ホルモンが上昇している事があります。この甲状腺ホルモン上昇は徐々に改善します。そして妊娠悪阻も改善してきます。じっくりと待つ事が大切です。

(2017年6月29日)

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