院長のつぶやき

●遊びの話と仕事の話を交代で書いてゆきます・・(117)

 皆様、お変わり無くお過ごしでしょうか。本日は2024
年10月20日(日曜日)です。先週の残務整理・プリンター
入れ替え(開院時より8年頑張りました)などの業務にて
朝からクリニックにいます。立川市は今朝から急に秋に
なりました。北海道札幌市は雪の予報です。

 さて、本年9月27日・28日、第25回日本内分泌学会関東
甲信越学術集会に参加。本当に久しぶりにJR武蔵野線で
埼玉県さいたま市に参りました。大会長は防衛医科大学
総合臨床部教授 田中祐司先生。大会テーマは「専門家
ならではの知恵と工夫」です。今回はカルシウム・リン
代謝異常症を中心に聴講しました。虎ノ門病院内分泌
代謝科部長(副院長) 竹内先生のご講演は何回伺っても
勉強になります。骨粗鬆症として治療されている骨軟化
症患者さんがまだまだ存在する事。適切な診断と治療に
より骨格変形を含む合併症を回避出来る事。特に少々
難しい名前ですが、骨軟化症の原因の一つである、
「FGF23関連低リン血症性くる病」の診断と最新の治療は、
この10年間で特に進歩した領域でした。FGF23過剰分泌に
対する抗体医薬治療(薬品名:デノスマブ、製品名:クリ
ースビータ)が投与された患者さんの紹介も多数あり、
時代の進歩を強く感じました。

 先日クリースビータを販売する製薬会社のMRさんと
話をしました。血清アルブミン・アルカリフォスファ
ターゼ・クレアチニン・カルシウム・リンを採血で
測定している先生が、まだまだ少ないとの事です。
カルシウム・リン代謝異常症を発見する為には採血
検査が必須ですが、時代が追いついていない様子です。

 新型コロナ感染症はまだまだ収束しません。
 すでにインフルエンザも始まっています。
 皆様、どうぞ御安全に。  住友

(2024年10月26日)

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内分泌科・甲状腺・糖尿病・一般内科

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