ジメジメと、雨の多い季節ですね。
6/20(土)当院の糖尿病患者会 きいろいマリーゴールドの会で勉強会を開催しました。
今回のテーマは「生活習慣病と骨粗しょう症について」。院長の住友先生が講師を務めてくださいました。
日本では戦後以降、栄養状態の改善、感染症の減少などにより平均寿命が年々延びています。
年齢を重ねるごとに、がんなどの病気にかかるリスクが高まりますが、骨粗しょう症もその一つです。特に閉経以降の女性では女性ホルモンの減少によって骨量が大幅に減り、骨粗しょう症を発症するリスクが高まります。
骨粗しょう症とは骨強度の低下により骨折リスクが高くなる骨の障害のことで、骨強度は骨密度と骨質の両方を反映しています。糖尿病や慢性腎臓病(CKD)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)をお持ちの方は、この、骨質が劣化しやすく、骨折リスクが高いそうです。
糖尿病についていうと、血糖値が高い状態が続くと、骨のコラーゲンが劣化し、しなやかさが失われることが骨質の劣化に影響するという事です。骨質が劣化してしまうと、たとえ骨密度が正常であっても骨折しやすいとの事でした。
骨質を守るためには血糖変動を抑えることが最も重要です。
摂取していただくといい栄養素は
*ビタミンD 骨質改善に必須/鮭・卵・日光浴(10~20分)
*ビタミンK 骨コラーゲンの質を高める/納豆(週3回食べれば十分だそうです!)・緑黄色野菜
*カルシウム 乳製品・小魚・大豆製品です。
運動面では、階段昇降・かかと落とし・片足立ち等をやってみていただくといいです。
ぜひ、出来ることからやってみてください。
また、糖尿病をお持ちの方は特に、転倒予防も大切です。
末梢神経障害による足の感覚低下、網膜症や白内障による視力低下、低血糖による意識障害などによる転倒により骨折してしまい、寝たきりになってしまう事もあり得ます。
講義の最後には男性向けに前立腺がん術後の治療と骨密度についても触れていただきました。
その後は2グループに分かれて、おしゃべり会を行いました。
皆さんからは、今後積極的に骨密度検査を受けたい!とか、骨粗しょう症予防のためにまずは納豆を食べてみる、転倒予防の為に自宅の環境を整えることをやっていきたい等の意見がでました。
また、骨折して寝たきりになってしまわないように、健康的に年を重ねて、元気に、楽しく過ごしていきたいという意見も頂き、前向きな気持ちで会を終える事が出来ました。
1980年代には骨粗しょう症に対する検査も治療も十分になかったそうですが、今では検査や治療の選択肢がずいぶん増えました。
閉経以降の女性、家系に骨折歴のある方、身長が若いころに比べて3㎝以上減った方は、まず一度骨密度検査を受けてみませんか?ご自身だけでなく、ご家族やご友人にもぜひ勧めてみてください。
(はのん)















