9月になり、今年は秋の風を早く感じうれしい反面、雨が本当に多い…。巷ではインフルエンザがとても流行っているようですし、喘息発作が出やすかったり、寒暖差で体調を崩しやすい時期でもありますね。
今回は薬剤のステロイド(副腎皮質ホルモン剤)についてです。強力な抗炎症作用と免疫抑制作用があり「頼みの綱」である反面、副作用がたくさんあることで有名なお薬です。その副作用の一つに「血糖値を上げる」というものがありますが、糖尿病の方は要注意です!ステロイド糖尿病という疾患があるくらいです。血糖値との関係はこちらを参照ください。
(→日本内分泌学会 ステロイド糖尿病)
使用方法にもよりますが、境界型糖尿病と言われていた方の血糖値が300㎎/㎗以上になってしまったり、HbA1c7%台の方が8-10%に上がってしまったり、1型糖尿病の方はケトアシドーシスのようになってしまう可能性も。
ステロイドが使用される例として
・呼吸器内科で、咳がなかなか落ち着かないという時
・整形外科では、関節痛に対しての注射
・耳鼻科では、突発性難聴に対して …など
ステロイドは、内服薬、注射薬、吸入薬、点眼薬、点鼻薬、塗り薬…と様々な使い方があるし薬剤名も様々で、実はこれもそうだったの!?と知らぬ間に使われていることがあるかもしれません。市販薬にもステロイドが使われているものがあります。
最近、血糖値が急上昇している患者さんに、よくよく聞いてみると関節痛に対しステロイドの関節内注射をしてもらったという方や、耳鼻科でステロイドを処方されたという方がいました。いつもと違う科でそこの近くの薬局を利用。そうなると何の案内もなく内科に受診して初めて血糖値の上昇を知る、ということがあります。
受診する医療機関や薬局に、自分が糖尿病とであると伝えることがとても大事です。ぜひ糖尿病手帳やお薬手帳の活用をしてください。また、旅行時ももしもの為に持参できるといいですね。
糖尿病の方でステロイドが処方された場合、当院へ相談をしていただければと思います。
(スコップ)















