娘の卒業旅行にグアムへ行ってきました。好天に恵まれて、冬の寒さをしばし忘れてきました。
グアムで一番感じたこと… 現地の人はよく太れるなあ (+_+)
あちらで食べるものは全体的に甘めで量も日本よりずっと多めです。マクドナルドでチーズバーガーセットを頼んだら、ドリンクのレギュラーが日本のLサイズなのは覚悟していましたが(もちろんお茶はなくてスプライトかコーラです)、ポテトLサイズにチーズバーガーが2個!ついていたのには閉口してしまいました。
(普通にカクテルを 注文したらこんなの来ました…)
そういえば、日本人って米国人ほど太っていないのに糖尿病の人が増えているって聞きますよね。どうしてでしょう?
糖尿病は「インスリン分泌の低下」と「インスリン抵抗性の増大」を主徴とする代謝性症候群です。何のことでしょう?つまり、インスリンという血糖値を下げるホルモン(人間の身体で唯一血糖値を下げる事ができるホルモンです)が「足りない」、またはあるけど「働きが悪い」為に引き起こされる病気ということです。インスリンとブドウ糖のバランスが良ければ血糖値は正常に保たれます
このバランスは人種によって異なります。日本人を含むアジア系民族は標準体重をわずかに超過しただけでインスリンの力が弱くなり、2型の糖尿病を発症するという研究結果が発表されています。欧米人に比べ、日本人の摂取カロリーは少な目で肥満者も目立たないのに、 2型糖尿病が多いのは、日本人が民族的に2型糖尿病になりやすい体質(遺伝的素因)を 持っているためと考えられます。日本人の子孫は農耕民族で、穀物が中心の低脂肪低カロリー食が中心でした。 その結果、日本人の遺伝子には過剰摂取されたカロリーを処理する力は要求されず、逆に、少ないカロリーで生き残る事が出来る、 優れた省エネ体質を作り上げてきたと考えられています。アメリカ的な高脂肪高カロリー食は日本人にはあまり向いていないという事でしょう。同じ食事をとると米国白人よりも日本人の方が圧倒的に糖尿病になりやすいことは米国に渡った日系アメリカ人の研究でも報告されています。日本人ではメタボでない2型糖尿病患者が6割を占めるという報告もあります
インスリンはブドウ糖と結合して体内に取り込まれますたくさん食べて、たくさんインスリンが出てたくさん蓄えれば太ります。欧米人の方が日本人よりインスリンの分泌量が多く、体重が増えても糖尿病になりにくいと言われています。日本人よりたくさんエネルギーを取り込んで蓄える事が出来るんですね。
私は太っていないのに糖尿病と言われてショックだ…という声をお聞きします。日本人は遺伝子的に太るには向かない民族なんですね。では、どっぷり太れる体質の方がいいですか?南の島だとおおらかな感じで良いのかもしれませんが…
(ここらん)