看護師の部屋

日本糖尿病学会地方会に行ってきました

1月21日(土)パシフィコ横浜で第54回日本糖尿病学会が開催されました。

勝手ながらクリニックを休診とさせていただき、院長と看護師3人が参加しました。

糖尿病は、その患者数950万人と推定され(2012年国民健康・栄養調査)その約4割程度は治療を受けていない状況で、疑わしい人を含めると1100万人だそうです。

その人数の多さと、糖尿病の合併症が多岐にわたる事から医療費の問題にも発展していて治療に関する研究が進められているわけです。

学会では、最前線で研究されている日本中の先生方のお話や、糖尿病を日々診察している臨床医が出会った患者さんについて発表したりします。

参加した看護師3人の感想を聞いてください。

その1)注射指導のツールなど、面白い情報があったので早速、展示会場で請求をしてみました。境界型糖尿病患者の発症を抑制しようとする取り組みや体重の増加がどの程度糖尿病発生のリスクファクターになるかという話しを聞き、糖尿病は多方面からいろいろな研究がされていると感じました。

その2)糖尿病に関する薬は、次々と開発されその効果に期待できるところは大きいそうです。しかし日本人に多い2型糖尿病については、まず生活の振り返り。特に「食べる内容を見直し改善する事と身体を動かす生活を送る事」を抜きにして治療を考えることはできない・・・ということを学会で再認識しました。日本人は遠い昔から農耕を主として生活してきた民族で、たびたび飢饉になり食うや食わずの生活を乗り越えて生きてきた民族です。それに耐えてきた身体は、長い年月をかけて乏しい食べ物でも生きていける遺伝子を備えたわけです。ところが、ここ40年~50年で生活は驚くほど大きく変化しました。身体を動かす必要性が激減し、食べるものは豊富でいつでも手に入るようになりました。けれども、たった40年~50年で遺伝子は変化できるはずはなく、糖尿病がどんどん増えていると言う訳です。食事内容を変えることや量の制限を実行するのは、なかなか難しいことです。身体を動かすことが好きであっても、いつどこで何をやるのか?悩むところです。それでも糖尿病を良くするため・・・いやそれだけの為でなく、元気に生涯を全うするために誰にでも必要なことと捉えていかなくては。と思います。私たち看護師も同様の立場です。一緒に悩み、試行錯誤しながら日々の生活を良いものにしていけたらとても嬉しいです!!

その3)教育セミナーでは、糖尿病の問診の時に「糖尿病と診断されてビックリした」と言っていた患者さんは要注意で、何か別の疾患が隠れている可能性があるという大橋先生のお話しが印象的でした。30分座っていたら一度立つと食後高血糖に良い影響を与えるそうです。運動は30分より3000歩の方が実行しやすい、年に何回、何をどれくらいするかという計画の方が実施率が6倍高いそうです。運動と食事療法は両方やって効果がある、片方のみでは良い結果が得られた論文がない、ということでした

学会に参加すると新しい情報が入りとても良い勉強になります。

4月・5月にも学会参加の予定がありますが、しっかり勉強してきますのでご了承ください。

(2017年3月2日)

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