糖尿病療養指導士(CDE)という名称をお聞きになったことはありますか?
糖尿病治療には、医師だけでなく看護師や栄養士など、その疾患に関する専門の知識を持って適切な自己管理や療養を支援する医療スタッフが必要だと言われています。その支援スタッフを育成する制度として「糖尿病療養指導士」があります。
糖尿病療養指導士(CDE)には、2つの認定制度があります。
ひとつは「Japan」のJが付いたCDEJ(日本糖尿病療養指導士)。「一般社団法人 日本糖尿病療養指導士認定機構」が認定をした全国統一資格制度です。
もうひとつは「Local」のLが付いたLCDE(地域糖尿病療養指導士)。各地域の認定機関が独自に認定している資格制度です。私たちの地域では「一般社団法人 臨床糖尿病支援ネットワーク」が認定している西東京糖尿病療養指導士制度があります。
どちらも一定期間の研修会に参加し認定試験に合格したうえで資格習得ができ、5年毎の更新制になっています。
研修期間も長く、研修内容も疾患の基礎から治療実例を用いた症例検討まで多岐にわたる難しいものです。
当院では2名のCDEJを筆頭に、看護師・栄養士・事務(LCDEのみ)が資格を習得し、注射や生活、足に関することなどいろいろな場面で皆様の支援にあたっております。
糖尿病の療養で不安なこと、わからないことなどがありましたらいつでも気軽にご質問ください。
(ここらん)