看護師の部屋

災害と糖尿病についての勉強会を開催しました

厳しい暑さが続きますが、皆さんお元気ですか?

さて、7/6(土)診療後に、当院の患者会「きいろいマリーゴールドの会」で勉強会を行いました。

テーマは「災害と糖尿病」について。院長の住友先生にお話しいただきました。

今年初めの能登半島地震は記憶に新しいですが、地震以外にも台風(大水)や火山の噴火など、様々な災害について先生のご経験も交えながらご講義いただきました。

勉強会での学びを少しですが、共有させてください。

【準備期の今、できること】

●自分の治療情報をまとめておく(糖尿病手帳、お薬手帳は常に持ち歩く)

●非常持ち出し袋に入れるものを確認する

●最低でも7日分は余分に薬の処方をもらっておく

●薬類は可能なら2つの場所に分けて保存する

●電子マネーの時代だが現金(千円札20)を枚用意しておく

【災害時基本行動三原則】

●まずは3日自力で生き延びること

●落ち着いて、ピンチの時こそ工夫でのりきる

●見栄も何もかなぐり捨てて、自分が糖尿病で助けが必要だと、声を大にして言う

↑講義の様子

講義のあとは、2つのグループに分かれて、講義の感想や、さっそく実践したいことなどについて参加者の皆さんに自由に語ってもらう「意見交換会」を実施しました。

●糖尿病手帳と薬手帳は最新のものを常に持ち歩く

●早速現金を用意しておきたい。千円札20枚と500円玉もあるといいかも

●スマホに頼った生活をしている。家族の連絡先くらいは控えておきたい

●自分も医療者も被災者になる。3日間は自立して生きていけるよう、できることは自分でしていきたい

●最近は隣近所との交流が少なくなってきているが、いざというときは助け合いたい

…など様々な意見がでて、活発な意見交換会となりました。

皆さんが今回の会での学びを活かし、いざというときの為に様々なことを考え、行動していただければ幸いです。

↑意見交換会の様子1
↑意見交換会の様子2

さて、当日の勉強会に参加できなかった方へ朗報です。

今回の講義のもとにもなっている、NPO法人 西東京臨床糖尿病研究会が作成した「糖尿病サバイバルマニュアル」は、ホームページからダウンロードすることができます!避難所での生活についてや受診が必要な状況など皆さんに知っておいていただきたい内容が詳しく書かれています。「糖尿病 サバイバルマニュアル」でぜひ検索してみてください。

diabetic_a4_rev2.pdf (cad-net.jp)

また日本糖尿病協会が作成した、緊急時の心得や最低限持ちだすものリストなどが書かれた、糖尿病手帳に挟み込める用紙を当院テレビ横のホワイトボードにて配布しています。ご自由にお持ちください。

インスリン使用中の方は、病型や使用している注射の種類などにより、対応はそれぞれ異なります。診察の際、もしもの時の対応についてあらかじめ先生に確認しておきましょう。

最後になりましたが、きいろいマリーゴールドの会では会員さんを随時募集中です!

皆さんのおかげで、会は少しずつ成長しています…!

入会希望の方はいつでも、スタッフへお声掛けくださいね。

(はのん)

(2024年7月30日)

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内分泌科・甲状腺・糖尿病・一般内科

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