今年の冬は寒い日が続いていましたが、急に暖かくなってきました。
ウォーキングに良い季節の到来ですね♡
また出ました 血糖値!
血糖値とは血液1dl中に何㎎の糖が含まれるか、を測定する検査で食事によって大きく左右します。採血直前にジュースを飲んだだけであっという間に上昇します。
私は羊羹を食べて30分後に血糖値を測定した時に190まで上昇してビックリした経験があります。
ちなみに、正常値は「空腹時」で70~100㎎/dl
飲食からの時間や内容によって変動するので、採血時には必ず食事の時間を確認します。
それに対してヘモグロビンA1c(グリコヘモグロビン)
HbA1cと書いて「エッチビーエーワンシー」と読みます。
血液中の「ヘモグロビン」は血液中の糖と結びつきます。一旦結びつくと離れません。
ヘモグロビンの寿命は約2カ月ですので、この値を測定する事によって1~2カ月間の平均血糖を表すものがHbA1cという検査です。
その日の食事に左右されませんので、血糖の総合評価といったところでしょうか?
合併症予防のための目標値は7.0%未満と言われていますが、年齢や病歴・薬の使用状況によって異なりますので、主治医に確認してください。
実は血糖値よりHbA1cの値が糖尿病の治療にはとても重要で、HbA1cを1%減少させると合併症になる危険が40%減ると言われています。
当院には血糖値もHbA1cも即検査機がありますので採血後すぐに結果がわかります。1か月間のコントロールの状況が採血してすぐにわかるので、生活の振り返りがその場でできるという事ですね。
糖尿病で通院されている方が、処置室で「いくつ?高い?」と大騒ぎしているのはこんな検査の結果を待っているからなのです。
(ここらん)