すでにご存じの方がいらっしゃると思いますが、今回は改めて、糖尿病の三大合併症の中の糖尿病神経障害の「足」についてのお話をさせていただきます。
当クリニックでは、糖尿病で初めて来院された方へ足チェック、パンフレットにてご説明させていただいております。ですが…合併症は、糖尿病発症後10年前後で出現すると言われております。日々の暮らしの中で、ご自分の足をじっくり「見る」機会はなかなか無いと思います。改めて「見る」きっかけとなっていただけると嬉しいです。
*このような症状はありませんか?
・足がしびれる
・足に違和感がある。感覚が鈍い気がする
・足がほてるまたは、冷える
・足がつりやすい
・こむら返りがおこる
・気づかないうちに足にけがをしやすい
もしかしたら、糖尿病性神経障害の要因かもしれません…。
*神経障害になると…
①痛みを感じにくいため、けがややけどに気付きにくくなります。
②傷口化膿しやすくなり、治りも遅くなります。
高血糖は、体の抵抗力が弱くなります。初めはごく小さなけがでも、想像以上に悪化してしまうことがあります。
そのため、日常的に自分の足を「見る」ことが大切で、早めのケアが重要になります。
*次回は、足のチェック方法と足のケア・注意していただきたいことについてのお話をさせていただきたいと思います。
<かくかく>