看護師の部屋

「今」の血糖値、気になりませんか?

こんにちは!前回、トランポリンをお勧めした「糖尿病を必死で勉強中『ほーむ』」です。

その後の報告です。我が家の子どもたちは、トランポリン自体に

飽きつつあるようです…が、私は地味に跳ねています(^^;)

お陰様で、最近肩こりと腰痛が以前より楽になってきました!

これからだんだん寒くなってきて、運動がおっくうになる季節です。

極寒の早朝にウォーキングしている方を見ると、

尊敬というより神様を見ている気持ちになります<(_ _)>

そこまで私はできませんが、自分の出来ることから続けていくのが一番ですよね。

 

さて、今回は血糖自己測定器のお話です。

今年は血糖自己測定(以下SMBG)が提言されてから40年、

健康保険適用されて30年経つそうです。

 

私が新人の看護師だった頃は、病棟でのSMBGの器械は

1分程度かかっていた気がします。

遠い記憶で本当かどうか自信ありませんが(^^;)

でも、「便利なものがあるもんだ!ならば採血しなくても

これでデータが全部出てくる器械はないのか」

と、採血をやりたくないばかりに思った記憶があります(笑)

今のSMBGは5秒~15秒程度で測定でき、何ともスリムでカッコいい器械ばかり。

血液の量もちょっとで良いし、

針も今はすごく良くなり、以前より痛みが少ないそうですよ。

 

血糖自己測定というと、

「自分で測定する人は、糖尿病でインスリン注射をしている人だけ」

というイメージが強いのではないでしょうか。

確かに、SMBGの保険適用されるのは

①インスリン注射している方

②GLP-1受容体作動薬の自己注射している方

③ハイリスクの妊娠糖尿の患者さん

だけです。

でも、内服治療されている方や、境界型といわれている方でも

自費になりますがSMBGはできるんです。

むしろ、そのような方がどんどん始めて生活に気を付ければ、

糖尿病が悪化・発症せずにすみます。

 

では、なぜSMBGをお勧めするのか?

①食事の前後に測定:どんな食事が血糖値に影響するのかわかります。間食の前後も測ってみるとよいでしょう。

②お薬の変更があったとき:糖尿病のお薬の効果を知ることができます。また、お薬による低血糖が起こらないかを確認できます。

③体調不良のときなど:発熱や体調不良のとき、または生活に変化があったときに 測定する血糖値に影響する事柄を確認することができます。

④運動の前後:運動の効果が一目瞭然でわかります。

 

また、インスリン治療をしている人は、

①インスリン治療の効果を確認するため

②インスリン注射の回数や投与量(単位)を調節するため

③インスリンによる低血糖を早期に発見し、正しく対処するため

にSMBGは大切です。

 

まずは、血糖自己測定のイメージを持ってもらうために、私の指…ではなく、スタッフIさんで測定します!

①まずは針をセット。器械にカチャッと差し込むだけ。

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②アルコール綿で測定する指を拭く。

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③針を刺します!…あんまり痛くない。

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④チップに血液を採ります。ほんの少しの量で大丈夫。

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⑤結果出ました!食べたばかりなのになかなか良い値。

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いかがでしょう?意外と簡単?

 

ちなみに今年から、10月8日は「糖をはかる日」に定められました。

国民全体で「糖」を意識する日だそうです。

当院では1か月程度の期間限定ですが、保険適応の対象ではない糖尿病の患者さんに血糖測定器の貸し出しをしています。

気になる方は看護師に声を掛けて下さいね。     (ほーむ)

 

(2016年10月12日)

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内分泌科・甲状腺・糖尿病・一般内科

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