長い梅雨が明けて連日の猛暑が続くなか、新型コロナウィルス感染症の患者数が増加し気が抜けない毎日です。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
当院は休診もなく、基礎疾患をお持ちの皆様がこのような情勢の中でもできるだけ平穏に過ごせるように、粛々と診療を進めております。採血結果を見なければどうしても判断がつきにくい内分泌疾患の特性上、来院が必要な方も多いのですが、大勢の皆さまに元気な顔をお見せいただくと私たちもほっとして元気をもらいます。
緊急事態宣言中には医療従事者へのバッシングなどが問題視されましたが、当院の通院患者様からは暖かい言葉を多くいただきました。最近は大分落ち着いてきましたが、一時期はマスクやアルコール消毒類が本当に手に入らず、泣きたい気分で診療にあたっていたこともありました。そんな時に自宅に残っていたマスクやアルコールをお持ちくださった方、電話でスタッフの皆様もお気をつけてと声をかけてくださる方。恵まれた環境で仕事をさせていただいていることを改めてうれしく感じております。この場をお借りして御礼申し上げます。
さて、自粛生活の長期化に伴い皆様の体重や血糖値(ヘモグロビンA1c)がじわじわと上がり、筋力が少しずつ落ちてきているのではないかかな?と感じる事が多くあります。
「怖いので自宅にこもっています」「在宅勤務なのでほとんどで歩きません」「買い物を控えて自宅から出ません」「お稽古事がお休みです」
半年前と比べて1日の歩数が半減していませんか?自粛により、運動というより「生活活動量」が減少した人(毎日の生活で動かなくなった人)が多くいるように思います。
コロナから身を守っても、基礎疾患に負けてしまっては本末転倒です。足腰が弱ってしまいコロナ収束の時に歩けないでは困ります。
「体重は増やさない」「筋力は落とさない」を合言葉に一緒に乗り越えていきましょう。
ソーシャルディスタンスと手洗いは忘れずに!
(ここらん)