看護師の部屋

運動をすすめられるけど・・!!

コロナ感染症拡大が2年以上に及び、自宅でリモートワークという方も増えていると思います。おまけに年末正月、自宅でダラダラ・・・

運動することで、血糖のコントロールが良くなることは分かっているけれど。

ウオーキング・体操・ジョキング・・・なかなかハードルが高いですね。

今回は運動・・・とまでいかないNEAT(非運動性熱産生)のお話です。

身体活動は、運動生活活動に分けることができ、NEATは運動以外の身体活動で消費されるエネルギーのことをさします。

身体活動における運動=健康のため、体力向上のため、ダイエットのためなど、目的を持って行われる活動のことで、速歩・ウオーキング・体操・ダンス・ジョキング・水泳・テニス・サッカーなどのことをさします。

身体活動における生活活動=日常生活の中で行う運動以外の活動のことをさし、仕事や洗濯・掃除・料理・買い物・犬の散歩・ゴミ出しなどの家事、子どもと遊ぶ・子どもの世話、通勤や子供の送迎、買い物のための移動で行う歩行や階段昇降などです。

このような、運動といえないような日常的な身体活動は、成人のエネルギー消費に強い影響を与えているとの結果が得られています。

図のように太っている人ほど座っている時間が長く、立ったり歩いたりする割合が少ない傾向にあるとの報告があります。

人が1日に消費するエネルギー量のうち、50~70%は基礎(安静時)代謝量が占め、10%は食事誘発熱産生がしめています。残りの20~40%を身体活動での熱産生が占めています。

実は立っているだけで、座っている時よりもエネルギー消費は約20%も増加します。この違いは、1日で約350キロカロリー(=ご飯約2杯分)にもなります。

そして1年間それが蓄積されると、体脂肪にして約18㎏もの差が生じます。

身体活動量は、意図的に行う運動とこのNEAT(意図しない身体活動)をまとめたものです。

運動は苦手、なかなか始められないという方もまずは、NEATを増やすことからストレスなく効率よく身体活動量を増やしましょう!!

参考資料:月刊さかえ(2019年8月号日本糖尿病協会発行)・健康長寿ネットサイト

(2022年3月19日)

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